人間には楽しい・嬉しいなどの感情の他に、憂鬱・不安、怒りなどのネガティブな感情も持ち併せています。ですから職場の人間関係や大切な顧客などから、ストレスを直接的または間接的に受けた事は誰しも経験があるでしょう。ストレスの回避は困難ですが溜め込まずに発散することが現実的な対応策で、人によっては飲酒・時間を忘れて趣味に没頭、テレビゲームを楽しむなど人それぞれです。しかしこうしたストレス解消法を持たない人・ストレスに正面からぶつかって闘うことが正しい対処法であると考える人は、ストレスを限界まで溜め込んでしまう傾向があります。こうした人は世間では、心の強い人・ストレス耐性が出来ている人、真面目で頑張り屋などとして称賛される事があるかも知れません。
しかし限度を超えれば自律神経を正常に制御出来なくなり、メンタルを患う事も有り得ます。すると自律神経と対を為す、交感神経のスイッチが切れなくなりコントロールが難しくなり自律神経失調症・パニック障害、うつ病などの病名が付けられ事が大半です。一般的には抗うつ剤などを処方され、定期的に服薬する様に言われるのが一般的です。また症状は精神的症状のみと捉えられがちですが、身体に痛み・痙攣などの形で表れる事があります。セカンドオピニオンを探す方法もありますが、整体の利用も選択肢に加えてみて下さい。但しメンタルな病に理解があり、熱心に研究を重ねている整体師という条件が付きます。整体は今の法律では公的な免許は必定ではありませんが、整体の学校で学び習得したものだけでの解決は困難です。つまりその他の広い範囲の知識・経験が必要になる、高度なレベルの整体師と言えます。この様な整体院は以前は少なかったのですが、最近では対応する所は増えて来ました。とは言え、ベテランと呼ばれる整体師はそう多くは無いでしょう。ですからまずはホームページを見て経歴を確認し、例えば自律神経失調症・うつ病などの症状を改善した実績が10年程度以上あると安心です。
また、どうも理解に苦しむ施術を施している所は安全の為に選択肢から外します。そして最も重要と言える、患者さんの話しを熱心に聞いてくれる整体師かという事です。誤解しがちなのは、例えばメンタルクリニックで抗うつ薬を処方されている場合、良質の整体院が見つかったからと言って、いきなり服薬を止めてしまうのは良くありません。かかりつけ医と相談し、いきなり断薬すると目眩などの症状を起こさない様に徐々に薬を減らして行きましょう。そしてメンタルクリニックと整体院と同時並行して徐々に治療を重ねれば、きっと良い結果が出るでしょう。